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BLOGこんにちは。院長石川です。
日中外に出ると命の危険を感じる暑さですね。名古屋の天気予報は恐ろしいことに、本日7/22の最高気温40℃、明日7/23は41℃と予想されています。本当にみなさん気をつけましょう。
さて、2026年7月19・20日に横浜で開催された、実践整形外科セミナー2026 in 横浜に参加してきました。
会場はJR関内駅下車、横浜ベイスターズの本拠地横浜スタジアムの向かいにありました。
到着してから横浜スタジアムがこんな街中にあることを知りました。すごい良い立地にあるんですね! ベイスターズファンの方が羨ましい。
横浜Fマリノスの本拠地の日産スタジアムも新横浜駅の近くにあって県外からのアクセスが良いですね。
私の想像ですが、名古屋で言うなら、ドラゴンズの本拠地の名古屋ドームがJR金山駅のすぐ近くにあって、グランパスのパロマ瑞穂スタジアムが名古屋駅北のノリタケの森にあるくらいの立地感でしょうか?
横浜と名古屋どちらにも住んだことのあるスポーツ好きな方のご意見が聞きたいです(笑)
あとは横浜駅の西口と東口の連絡・構造が分かりづらいと感じるのは私だけでしょうか?
車主体の名古屋の街の構成は道路が主体になっているのに対して、関東は鉄道とそれに付随する店舗が街の構成の主体になっている感じで、横浜駅はお店の密度がすごいと感じました。
飲食店も「昼飲み・飲み放題」を全面に打ち出しているお店が多くて、これも車社会の名古屋ではあまり見かけないので新鮮でした。
あとは美味しそうに見える飲食店がいっぱいあって羨ましかったです。
それでも私は名古屋が好きですけどね。
今回の整形外科セミナーでは、
・骨盤骨折
・股関節脱臼
に対する整復手術について学びました。
股関節脱臼は当院でも多く治療していますので、今回学んだ内容が今後の治療に活きることは間違い無いでしょう。特に、大転子骨切り術という方法を今後の手術に活かしていきたいと思います。
今回の私の作品です。もちろん写真は本物の骨ではなく模型です。
ここからは、実際に困っている飼い主の方に少しでも情報が提供できるように情報を記します。
骨盤骨折の発生原因はダントツで交通事故によるもので、その性質上犬よりも猫で多く認められます。
しかし、良いことですが、近年では猫を屋外に出さないということが常識となり、骨盤骨折を診察する機会はほとんどなくなりました。
が、それだけに骨盤骨折手術をする機会が減り、適切な骨盤骨折手術ができる動物病院は減っているのではないかと思います。
骨盤骨折は手術をしないと「骨盤狭窄」を招くことになり、排便障害→重度の便秘→致命的な病態 と発展していくことが多いです。
手術をしないでも骨盤骨折の骨はくっつきます。が、ひしゃげた状態でくっついちゃうんです。大便は骨盤の中のスペースを通って肛門から排泄されますので、骨盤がひしゃげていたら便が出なくなるのは当たり前、ということになります。
骨盤骨折が診断されたら、大体交通事故後なので、体の状態を2〜3日で安定化させ、速やかに手術を行う必要がありますので注意しましょう。
また胴体と骨盤のつなぎ目の仙腸関節の脱臼は見落とされやすいので注意しましょう。
股関節脱臼は比較的に中年齢の犬で多く診断されます。事故などによる外傷性の股関節脱臼もありますが、どちらかと言うと股関節脱臼をしやすい体質を持っている犬が脱臼を起こしてしまう印象です。ですので逆側の股関節も脱臼してしまう子も少なくありません。
腹側脱臼と頭背側脱臼の2つのパターンが多く、腹側脱臼は手術を回避できることがほとんどで仮に手術になった場合も(当院では)深臀筋腱固定手術を行い良好な経過を得られることが多いです。
問題は頭背側脱臼です。これは手術になることがほとんどです。しかもこの場合の手術方法は難易度が高いとされていて手術の合併症や再脱臼のリスクなどが問題となります。
上記の事情から、「股関節脱臼の頭背側脱臼があるから手術で股関節を取っちゃいましょう! 動物は大体骨頭切除という方法で股関節を無くせば痛みもなくなり、そんなに問題がないんですよ!」という流れで、股関節脱臼に大体骨頭切除手術が実施されることが少なくないと言われています。
股関節脱臼に対する大体骨頭切除手術を選択肢の一つにするのは全く間違っていないと思います。ただし、「股関節脱臼=大体骨頭切除手術を行うのが標準」とするのは絶対に間違っている、と言えるでしょう。
まずは、麻酔下で股関節をはめてテーピングで固定するのか、股関節整復手術を実施するのか検討しましょう。
次のような状況では大体骨頭切除手術を検討することになると思います。
・股関節形成不全がある
・股関節を脱臼してから相当な時間が経っている
・基礎疾患の存在が脱臼を引き起こしたと考えられる
・すでに股関節脱臼整復手術を行ったが再脱臼してしまった
・股関節の変形が進んでいる
・飼い主に金銭的な余裕がない
骨盤骨折は適切な手術が発生後早期に必要です。いち早く適切な診断と処置が受けられる動物病院を受診しましょう。
股関節脱臼は骨盤骨折ほどは緊急性が高いとは言えませんが、適切な治療計画が非常に重要です。安易で安価な治療法が決して悪いとは言い切れませんが、その飼い主さんが望む治療を受けられる動物病院を受診しましょう。

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