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BLOGこの度、FUJIFILM社のARIETTA(アリエッタ)750SEを導入しました。
動物病院で使用される超音波診断装置(エコー装置)として、最上位モデルです。
エコー装置の重要な部分は本体以外に、体に当てるプローブ部分なのですが、この部分も最新のもの(C421)を搭載し、この組み合わせは東海地方で初導入だそうです。
(プローブ:左から、リニア、セクタ小型、セクタ、マイクロコンベックス)
さらに、通常はこのプローブの搭載数は2〜3本ですが、小型犬や猫の心臓検査にも対応できるにように高周波セクタプローブも導入し、計4本のプローブを搭載しています。
【エコー検査で分かることを簡単に書くと】
・お腹の中の臓器の様子や腫瘍の有無の確認
・心臓内部の様子や動きの観察
・その他の部分の観察(甲状腺や関節など)
【導入したエコーが優れている点】
・ものすごく高精細で1〜2mmサイズのものも表現される →腫瘍の早期発見や極小臓器の診断・評価が可能に
・臓器内の色味の違い(グラデーション)がキレイに表現 →肝臓や脾臓の病変が見つけやすい
・大型犬の深い部分がキレイに表現できる →見落としがちな大型犬の悪性腫瘍の発見に
・従来エコーでは難しかった猫の心臓の動きの評価が可能に →「猫の心筋症」の発見・評価に
・データの転送・記録が容易に →当院電子カルテに簡単に保存できます
ただし、エコー診断に大事なことは、
『エコー装置の性能』と『操作する人間の知識と技術』
以上、間違いないです。
エコー装置の性能はこれ以上がないものを導入しましたので、引き続き獣医師一同、エコー操作技術の向上に努めてまいります。
名古屋市天白区の名古屋みらい動物病院
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