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「ネコが大好きだけど、猫アレルギーだから飼うのは難しいかな…」
このような悩みを持つ方はいらっしゃいませんか?
猫アレルギー自体を治す方法は現段階で見つかっていませんが、いくつかの対策をとることで、ともに暮らすことができるかもしれません。
ご自身やご家族のアレルギー症状が理由で飼育を断念されていた方が、本記事を機に希望を見出してくだされば幸いです。
ネコに触ったり、同じ空間にいたりすると、涙やくしゃみが出ることはありませんか?
このような場合、猫アレルギーが疑われます。
ほかにも色々な症状があり、程度も様々です。
アレルギー症状がある以上は配慮しなければなりませんが、すぐに飼うことを諦めるのは早計です。
まずは、猫アレルギーの症状や仕組みを理解しましょう。
何らかの理由で、体内に異物(アレルゲン)が侵入したときに生じる免疫反応を「アレルギー反応」と呼びます。
例えばホコリを鼻から取り込むと「くしゃみ」、目に入ると「涙」が出るはずです。
これは身体が「ホコリ=異物(アレルゲン)」と判断し、外部へ排出しようとする働きです。
アレルギーになるタイミングは、生まれつきのケースもあれば突発的なケースもあります。
大人になってから花粉症になった方や、ピアスを付け始めて金属アレルギーになる方などが後者に該当します。
猫アレルギーも、もちろん例外ではありません。
「ネコを飼う前に検査をしたときは、異常なかったのだけど…」
という方は、のちのち発症した可能性が高いでしょう。
実は猫アレルギーの方は、20%程度いるとされています。5人に1人だと考えると、メジャーな感じがしますよね。
軽度であれば、主な症状は鼻水やくしゃみ、涙や息苦しさなどです。悪化すると喘息や蕁麻疹を引き起こし、最悪の場合はアナフィラキシーショックの可能性があります。
軽視して過ごしていると、大変な目に遭うかもしれません。
アレルギーによってはアレルゲンをあえて体内へ取り込み、症状を軽くさせるという治療があります。しかし猫アレルギーには、現段階でこの方法が用いられていませんので理解しておいてください。
いかに対策をとり、症状を発現させないかということが重要になります。
猫アレルギーのアレルゲンとして挙げられるのが、尿や唾液、フケなどに含まれる「タンパク質」です。
「毛が原因じゃないの?」
と、疑問に感じた方もいらっしゃるかもしれません。
実は毛自体ではなく、毛についた古い皮膚がアレルゲンとなりうるのです。
ではネコとともに生活するには、具体的にどのような対策をとればよいのでしょうか?
続きは次回解説します。
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