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梅雨時期の愛犬との快適な過ごし方と注意点【前編】

2019年11月10日

私たち人間も梅雨の時期は身体に何らかの不調が出ることが多いですが、それは犬も同じです。
雨の日はなかなかおさんぽに行けずに運動不足からストレスを感じたり、皮膚や耳のかゆみが出たり、嘔吐や下痢をする子もいます。

今回は、愛犬が体調を崩さず梅雨を乗り切るために飼い主さんができること、注意してほしいことをまとめました。
是非、参考にしてください。
 

梅雨時期に起こりやすい犬のトラブル

 
ジメジメとした天気が続く梅雨に入ると、愛犬に以下のようなトラブルが起こることがあります。
 
皮膚疾患
耳の疾患
食中毒
問題行動
 
それぞれ詳しく解説していきます。
 
 

皮膚疾患

湿度・気温が高くなる梅雨の時期は、カビや寄生虫の発生が多くなるため、犬は皮膚疾患にかかりやすくなります。
犬は毛に覆われているため、皮膚が見えにくく、皮膚疾患を判断する大きなポイントは「愛犬の痒がる仕草」になります。
しきりに皮膚を掻いている、一部分脱毛している、皮膚の赤みやただれがあるなどの症状がみられたら、必ず動物病院を受診してください。
 

耳の疾患

耳の中の湿度が高まり蒸れてしまうことで、炎症を引き起こしてしまうことがあります。
耳垢がいつもより色濃く、濃い茶~黒く見える時は何らかの耳の疾患にかかっていることが多いです。
とくに、ミニチュアダックスフンド、マルチーズ、ゴールデンレトリバーなどの垂れ耳の犬種、長毛種は耳の中が蒸れやすいので注意してください。
 

耳のケア方法

ガーゼや柔らかいタオルにイヤークリーナーをつけ、耳を優しく撫でるように拭き取ってください。
それだけでも十分が汚れがとれますし、愛犬もスッキリします。
また、耳の中の毛量が多い犬種の場合は、梅雨時期前にトリマーさんにカットしてもらうことをおすすめします。
毛が減るだけでもだいぶ通気性が良くなりますので、耳の疾患の予防に繋がります。
 

食中毒

気温が高くなり、食べ物が腐りやすい時期となりますので、犬に与えるものには十分注意してください。
犬が食中毒にかかると、食欲不振の他、下痢や嘔吐の症状がみられることがあります。
たくさん水分をとらせることも大切ですが、なるべく早めに動物病院で診てもらってください。
 

問題行動

雨の日が続くとなかなかおさんぽができず、犬は運動不足からストレスを抱えてしまいます。
今までできていたトイレができなくなる、無駄吠えをするようになった、わざといたずらをするといった問題行動にも繋がるので、運動不足は解消してあげてください。
室内でできるノーズワークや室内ドッグランの利用、雨が降っていない時間を狙ってのおさんぽなど、工夫して運動をさせましょう。
 
 
今回は、梅雨に起こりやすい犬のトラブルについて紹介させていただきました。
犬は言葉を話せない分、「仕草」や「行動」で飼い主さんに話しかけてきます。
愛犬が快適に過ごせるように、いつもとは違うサインに気をつけてみてください。