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元気に春を迎えるための猫の寒さ対策【後編】

2020年03月30日


今回は、ネコの「寒さ」以外の注意点を紹介します。
いずれも冬場に気を付けてほしいことなので、ぜひ今後の参考にしてくださいね。

寒さ以外に気を付けるべきポイント

ここからは寒さ自体ではなく、そこから派生して起こりうる注意点について解説します。

1.水を飲ませる

普段の水分摂取量はそれぞれに個人差がありますが、冬場はどのネコも水を飲まなくなります。
寒いので仕方がないことではありますが、その状態を放っておくと脱水症状や便秘、腎臓への負担につながる恐れがあります。
人肌程度に温めたぬるま湯や、ササミのゆで汁などを与えて様子を見ましょう。器に入った水を嫌がるネコが、水道から流れる水は積極的に飲むというケースもあります。水を循環させる給水器も市販されているので、気になる方はペットショップやネット通販をチェックしてみてください。
上記の方法でもイマイチの場合は、
・ドライフードにぬるま湯やネコ用のスープをかける
・ドライフードの一部をウェットフードに変更してみる
といった方法も試してみるとよいかもしれません。
ネコの好みに合わせて、色々と工夫を凝らしてみてくださいね。

2.運動

飼いネコにも、本能で「狩りをしたい」という欲求があります。ですが飼い猫の場合は、実際に狩りをする必要性がありませんよね。そのため、寒い冬場はどうしても運動不足に陥ってしまいます。
10~15分程度で構いませんので、家族が毎日遊んであげるようにしましょう。市販のおもちゃなどを活用すれば、家族は激しく動かず済むはずです。
ネコはもちろん、家族の肥満を予防するためにも、欠かさず「狩りごっこ」を行ってあげてくださいね。ネコも家族も、健康な状態で春を迎えましょう。

3.ブラッシングでの血行促進

11月の換毛期を過ぎても、ブラッシングは定期的に行ってほしいと思います。
抜け毛対策になるだけでなく、保温や血行促進効果が期待できるためです。マッサージも兼ねて、ネコに心地よい刺激を与えてあげましょう。

まとめ

冬場の寒さや乾燥は、色々な理由からネコの健康を脅かします。私たちとネコの「快適だと感じる温度」は異なることを理解し、適切な対策をとってください。
ただ、心地よいと感じる温度はネコの体調や年齢などによって異なります。日頃から行動を観察し、仕草や行動を見て判断できる状態になっておきましょう。
21度以下の室温、50%未満の湿度にならないように注意してくださいね。また暖房器具を使用する際は、ネコが熱中症ややけどをしないよう十分に注意しましょう。
今回は2記事にわたって、ネコの冬場の対策について詳しく解説しました。
大切なネコちゃんが元気に春を迎えられるよう、本記事を参考にしながら適切な対策をとりましょう。