ねこの予防
cat-prevention日本で行われている代表的な猫の予防処置は、混合ワクチン、フィラリア予防、ノミ・マダニ予防の3つです。ただし、屋外に自由に出してしまうことが病気や事故の最大の原因となるため、屋内で飼育するということが最も重要な予防と言えます。
混合ワクチンは主にウイルスによる伝染病を予防するものです。最初に接種するときは2~3回、その後は毎年1回追加接種を行います。初回の最適なワクチンの接種時期は生活環境にも左右されますが、生後8週(56日)頃、生後12週(84日)頃、生後16週(112日)頃の計3回の注射がガイドラインに沿った打ち方です。タイミングによっては計2回の接種回数になることもあるでしょう。
室内飼育の場合は3種混合ワクチンで必要十分ですが、特殊な飼育条件がある場合のみ5種混合ワクチンの接種を検討します。
ワクチン接種は特に予約など必要ありませんので、健康状態の良い時にご来院下さい。
午前中の注射をお勧めします。
※ 初めての方のみ初診料がかかりますが、他に再診・診察料金などはかかりません。
フィラリア症とは、蚊が動物を吸血する際にフィラリアという寄生虫が侵入し、やがて心臓に寄生する恐ろしい病気です。今までは犬の病気として知られていて、猫では予防の必要性がよく分かっていませんでしたが、学術調査により屋外の猫のおよそ10%が感染していることが分かり、予防の必要性が明らかになりました。
ノミやマダニは体の表面に寄生する小さな寄生虫です。感染経路は、他の犬や猫からや草むらからが多いでしょう。寄生することで起きる問題点は、痒みはもちろん、吸血による貧血、アレルギー、ノミの体内からの条虫感染、ヘモプラズマ症などの重症疾患の発症などです。近年ではマダニから人間に感染し非常に高い致死率をもたらすSFTSウイルスの問題が懸念されています。
ノミやマダニは体の表面に寄生する小さな寄生虫です。感染経路は、他の犬や猫からや草むらからが多いでしょう。
寄生することで起きる問題点は、痒みはもちろん、吸血による貧血、アレルギー、ノミの体内からの条虫感染、ヘモプラズマ症などの重症疾患の発症などです。近年ではマダニから人間に感染し非常に高い致死率をもたらすSFTSウイルスの問題が懸念されています。
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