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BLOG名古屋みらい動物病院は9月3日に開院1周年を迎えました。みなさまのご支援感謝しております。今後ともよろしくお願いします。
ん、1日遅れ?
ええ、昨日は貧血の子猫さんが来院しまして色々大変で。
「よし、輸血だ! 子猫だからそんなに大量の血液は必要ない!」と、勢い良く血液型検査したところ、、、
「B型。。。(-д-;)」
そうなんです。猫の血液型は、A、B、AB型を判定するのですが、ほとんどがA型で、B型は3〜15%、AB型はほとんどいないという構成です。
人や犬なら「違う血液型だけど緊急なので輸血するしかない!」といった感じで1回目の輸血は大丈夫な場合もあるのですが(もちろんダメな血液型の組み合わせもあります)、約95%のB型の猫は生まれながらにしてA型の血液に対する免疫を持っているので、A型の血液を輸血すると死んでしまう可能性が高いのです。
色々当たってみましたが、B型の猫さんは見つからず、今のところ輸血無しで頑張っています。どなたかB型の猫さん飼っている方がいましたら教えて下さいm(_ _)m
でも猫さんは血液を提供するのにも、若くて健康で、完全屋内飼育で、血液型検査と猫エイズウイルス検査と猫白血病ウイルス検査に問題なく、穏やかな子(採血に時間がかかるので激しい子だと麻酔が必要です)などなどクリアしないといけない項目が多いのです。
<余談:自分自身への一問一答>
ちなみに院長の血液型はマイペースなB型です。
「B型なら輸血しちゃダメかな?、、、」
⇒ダメです。種が違います。
「マイペースな猫はB型だったりしないかな?」
⇒関係ないです。(実際にマイペースな猫を検査したらA型でした)
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