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BLOG鼡径ヘルニアとも書きます。
鼠径ヘルニアとは、難しく書くと「鼡径管から腹腔内臓器あるいは組織が突出し、鼠径部に膨隆部を形成している状態」ですが、簡単に書くと「お股に脱腸!?」。。。もう少しマジメに書くと、「生まれつき股間に存在する穴から、お腹の中の脂肪や内臓が皮膚の下に出てきた状態」です。
先天性・後天性、直接型・間接型に分類されます。発生率は犬で0.1%くらいと本に書いてありますが、僕の経験上はもっと多いと思います。
今日も両側性の鼠径ヘルニアの整復手術を行い、つい2週間前にも同じ手術をしました。しかもどちらもチワワの女の子。しかもどちらの子もビビりで神経質な子。小さい頃は無かったようなので、緊張で腹圧が上昇し易いことが関係しているのかもしれません。(高齢で慢性の咳のヒドい犬でよく起こります。)
鼠径ヘルニアは内臓がはまり込むことで、場合によっては死亡することもあります。ですので、大きいもの、押してもお腹の中に戻らないもの、は整復手術が推奨されます。
ちなみに猫では極めて稀です。僕は猫では診たことがありません。
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