猫のワクチンは義務?頻度や方法などポイント6選

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猫のワクチンは義務?頻度や方法などポイント6選

猫のワクチン接種は義務なのか

法律でワクチンの接種は義務付けられているわけではありません。猫がうつると考えられている感染症は感染力が大変強いです。いつ発症・感染してもおかしくはないのです。今飼っている大切な愛猫やほかの猫たちに感染させないように、定期的なワクチン接種を推奨しております。そして、ペットホテルや動物病院に猫を預ける時は、ワクチン証明書の提示をホテルや動物病院から求められることも少なくありません。

また一方で、人が接種するインフルエンザワクチンなどとも同様に、ワクチンを接種したからと言って「必ず感染はしない」と断言することもできないのもです。その代わり、感染症の病状の程度や完治するまでの期間が軽くなる場合が多いです。

 

ワクチン接種のポイント6選

ワクチン接種を受ける時に気をつけるポイント6つをご紹介します。

 

①ワクチン接種に適した年齢

生まれたての子猫は、初乳(母乳)中に含まれる母猫からの移行抗体(免疫)が様々な病気から身体を守ってくれます。ただし、この移行抗体は日が経つ毎に減っていきます、生後数ヶ月かけて少しずつ消えていきます(消えていく時期には個体差があります)。

そして、子猫でもしっかりワクチンの接種を行う必要があり、一方で、母猫からの移行抗体が残っている期間は、ワクチンを接種しても効果が十分に現れない為、何度かの追加接種が重要となります。

つまり、子猫の時に接種する初めてのワクチンの適正は、生後2~3か月以降から徐々に始め、2~3回のワクチン接種を行うのが通常の流れです。

 

②ワクチン接種の適切な頻度は?

日本のコアワクチンの接種頻度は「1年に一度」が通常ですが、海外でのガイドライン(※)では、3年に一度で十分という考え方もあります。ワクチンは、一度接種したらそれで終わり、というものではなく、持続的にワクチン接種することをお勧めしております。飼っている猫の生活スタイルや、獣医師の考え方によっても大きく異なるので、接種の頻度は、かかりつけの動物病院で相談して見ましょう。

※WSAVA(世界小動物獣医協会)及びAAFP(全米猫獣医協会)では、コアワクチンの接種は3年に1度を推奨しています。

 

③ワクチンの接種方法について

接種場所は、背中を中心に接種することが大半ですが、ワクチン種によっては、時に「しこり」が発生する場合もあり、足や腹部のあたりに接種することがあります。2~3ccの小さな注射器を使用してワクチンを打ちます。

 

④ワクチン接種に適した時期

ワクチン接種に最適な時期の判断については、飼い猫の体質や健康状態などが大きく関係します。かかりつけの動物病院に相談することをおすすめします。

 

⑤接種前は健康な状態で

ワクチンを接種するときは、元気で健康なときに状態の時に受けることが大切です。何故かというと、ワクチン接種が与える身体へのダメージは、小さい訳ではありません。場合によって、期待する免疫が発揮されなかったり、体調が悪くなる場合も少なくありません。

自宅でもしっかり飼い猫を観察して、しっかり元気な体調のときに病院に連れて行く事が大切です。

そして、病気の治療中や服用中の薬などがある時は、ワクチンの接種についてかかりつけの動物病院でよく相談をしましょう。

 

⑥接種後は様子を見ましょう

どれだけ体調が良くても、ワクチンの接種後に、熱が発生したりぐったりするといった副反応が発生する場合があります。ワクチンの接種は、できる限り午前中に予約し、午後の時間帯は飼い猫を家で見ていられるようにすると良いでしょう。

副反応は、接種から数十分~数時間後に確認できることが多いです。ワクチンを接種後に様子に違和感を感じたら、出来るだけ早急に動物病院に連絡するようにしてください。

 

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