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BLOG狂犬病ワクチンは、不活化ワクチンという種類のワクチンです。ウイルスを消滅させて感染能力を無くした後に、免疫を生み出す為に必要な成分を摘出して作られます。副反応は発生しにくいと言われており、免疫を維持する力は強くはない為、体内での抵抗力と言われる抗体量が短い期間で減少する為、定期的な接種が大切になります。
日本の場合、3~4ヶ月齢で初めのワクチンを接種し、年1回の追加での接種が義務付けられています。接種のタイミングについては、混合ワクチンの接種と並行して、かかりつけの動物病院でアドバイスを受けると良いです。
また、狂犬病ワクチン接種した後に混合ワクチンを接種する時は、期間を2週間程空けることが推奨されています。
ワクチンの副作用は、運動がきっかけになって発生するケースがあります。ワクチン摂取後は安静にすると良いでしょう。そして、シャンプーに関してもワクチン接種後1週間程度は期間を空けてから実施することを推奨します。
狂犬病ワクチンは副作用が発生しにくいですが、体は抗体を作るように反応します。そのため、接種当日にもしも嘔吐や下痢、食欲・元気がいつもより無い場合や、日頃と違う様子がある時は、接種日を調整しましょう。
他にも、ワクチンアレルギーによって、全身にアレルギー症状が発生して命の危険を及ぼす症状が発症していないことを確認する為、摂取後15分程度は院内で犬の様子を観察しましょう。もしも、ワクチンアレルギーが発生した場合を想定して、ワクチンの受診は午前中を推奨します。
狂犬病は、狂犬病ウイルスによる感染症です。人にも動物にも感染させたり、動物から人へ感染するケースがあります。もし、発症した時は人も犬も有効な治療法は存在せず、100%の確率で死に至る感染症です。
日本は1950年に狂犬病予防法が整備され、全ての飼い犬に、年1回の狂犬病ワクチンの接種が義務になっています。そして日本は、狂犬病ウイルスが存在しないと言われている国の一つです。世界で6地域のみが狂犬病ウイルスが存在しないと言われています。
潜伏期間には、さまざまなデータが報告されています。噛まれてから最短で1週間程度、長いケースでは8ヶ月もの間症状が発症しない場合もあります。もしも、神経症状が見られた場合は、病気は勢い良く進行しほとんどの場合7日以内に死亡します。
ウイルスに感染している動物は、病状が発症する約2週間程前から、唾液からウイルスが出ます。この潜伏期間は、その動物が狂犬病になっているか判断が出来ませんが、他の動物に感染させてしまう可能性があります。
ウイルスは、病気に感染した動物の唾液に多く含まれています。もしも、狂犬病にかかっている動物に噛まれた場合は、傷口からウイルスが侵入して感染します。
もしも、狂犬病が発症した時は、治療する方法は現状ないです。狂犬病にかからないようにすることが一番重要です。
日頃から、ペットや飼い主が、むやみに野生にいる動物や、野良犬に近づかないことで身を守ることが出来ます。
日本は狂犬病清浄国と言われています。今のところ国内において狂犬病が感染するリスクはないですが、周辺は発症国ばかりですので油断できません。
基本的にはワクチンで狂犬病は予防できると広く認知されているので、飼い犬には狂犬病予防法に定められている年1回の予防接種をきちんと受けさせましょう。
海外で野犬や野生動物に噛まれた際は、その国の医療機関で適切な対処を施すようにしましょう。もしも、海外で医療機関に相談できなかった時は、帰国した際に必ず検疫所でチェックしましょう。
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