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BLOG初めて犬を家で飼うときには、シャンプーのやり方について分からない方がいらっしゃると思います。実際に自宅でシャンプーをしてみると犬が嫌がって綺麗にシャンプーが出来なかったり、方法や手順が分からないなどの悩みが出てくるケースがあるでしょう。シャンプーが苦手な犬はもちろんいますが、ただ飼い犬を綺麗にするだけではなく、犬の病気の予防や早期発見に繋がります。またシャンプーは愛犬とコミュニケーションが取れる時間です。今回の記事は、犬のシャンプーの苦手意識を無くす為にシャンプーのポイントをご紹介いたします。
例えば外でお散歩を終えて帰ってきた時に犬の足の裏が真っ黒ということがあります。人間より地面に近い場所を歩く犬は、日頃のお散歩で多くのほこりや汚れが付着しています。季節によっては花粉も身体に付着します。毛に付着している汚れを拭き取るだけでは、皮膚に付着している汚れまでは落ちません。体質・皮膚質によっては肉球の間の皮膚の炎症などにつながることがありますので、皮膚のトラブルを起こしやすい敏感肌の飼い犬は定期的にシャンプーをした方が良いでしょう。またシーズーなどに代表される皮脂の分泌が非常に多い犬種は定期的なシャンプーが重要であることが多いです。
シャンプーをする前に用意するものは、①タオル、②ドライヤー、③シャンプー剤、④リンス剤、⑤ブラシなどです。 タオルに関しては、シャンプーが終わった後に直ぐ犬の身体が拭けるように手元近くに複数枚用意し、ドライヤーをする場所にも敷くと良いでしょう。
いきなりシャワーを顔からかけると、犬は驚いてしまってシャワーが嫌いになってしまいます。まずシャワーを出したら、手で温度を確認しましょう。そして、シャワーをかけることを飼い犬に声を掛けながら、身体から優しくかけましょう。その時のポイントとして、シャワーヘッドと犬の皮膚はしっかり密着させましょう。そのようにお湯を掛けることで、シャワーの音がなくなってシャワーへの恐怖心を軽くさせることが出来ます。また、突然犬がシャワー中に動いた際に目や耳などに水が入ってしまうのを防止することにも繋がります。
シャワーの温度は35〜37度くらいが推奨されています。人間の感覚ですと「冷た目のお湯」といった温度です。温度が熱かったり冷たかったりすると犬はシャワーを嫌ってしまいます。特に飼い犬が子犬や老犬の場合はシャワーの温度に気をつけて綺麗にしましょう。
シャワーのお湯で皮膚と毛が十分潤ったら、メインのシャンプーに入ります。皮膚病治療などを目的とする薬用シャンプーの場合は基本的に原液のまま使用します。薄めて使用するシャンプー剤の場合は、桶を活用すると便利です。薄めたものをそのままかけてもいいですし、スポンジを使ってシャンプーを泡立てながら洗うと汚れが綺麗に落ちておすすめです。
シャンプー剤が身体に残留したままが続くと、皮膚病の要因になってしまうので、シャンプー剤が残らないようにしっかり最後まで洗い流しましょう。洗い流す際に顔にお湯がかかるのを嫌がる仕草を見せた時は、シャワーヘッドから蛇口に切り替えてお湯を少し出して手で掛けてあげたり、小さいタオルやスポンジにお湯を含ませて優しく拭くように流してあげましょう。
シャンプーやリンスを流し終えたら次はドライヤーで乾かしましょう。毛が濡れた状態だと全てが乾ききるまで時間がかかってしまうので、ドライヤーの前にタオルドライをしましょう。ドライヤーの時は、火傷しないように犬とドライヤーの距離を30cm以上あけて、同じ部分に熱風を当て続けないように気をつけましょう。ドライヤーの風が苦手な犬の場合は、顔の真正面から乾かしたり、口まわりの毛はコットンなどで十分に水分を吸い取ると良いでしょう。
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