ブログ
BLOG
洗濯洗剤や次亜塩素酸の漂白剤などは、犬が舐めてしまうと口腔内粘膜にダメージを与えてしまいます。他にも身体へ触れるだけで皮膚炎が起こる場合もあります。
例えば、熱いお湯やミルク、十分に冷ませていない食事などで口内が火傷した場合、粘膜にダメージが加わり、舌炎や口内炎が発症します。
食物アレルギーの影響で口内に炎症が発生する場合があります。
例えば、免疫細胞が自分の身体を攻撃してしまうと、口内の粘膜が壊れてしまい、潰瘍や炎症が発生します。
例えば、ナイアシン欠乏症、リボフラビン欠乏症で、皮膚や粘膜の健康が崩れやすくなります。
栄養バランスの良い食事であれば大丈夫ですが、おやつが中心の食事や栄養バランスの偏った手作り食で口内炎が発症するケースがあります。
細菌などによって口内炎が発症する場合があります。しかし、口内には日頃から様々な細菌が多数存在し、免疫の機能が働いているので、健康な犬は細菌の存在だけで口内炎を発症することは少ないです。基本的には抵抗力が低下する病や全身性疾患の併発が関係すると言われています。
口内炎は、口内の粘膜の炎症を指します。歯と歯茎の境目に問題が発生する歯周病・歯肉炎と一緒に、歯肉口内炎と呼ぶケースもあります。
口内の粘膜は新陳代謝が早く、傷は早く治りやすいですが、口内は常に唾液で湿って温かい為、細菌感染が発生しやすいです。影響を受けた粘膜は飲食物との接触で痛みが発生することもあります。
口内に発生するものには悪性の腫瘍があります。悪性メラノーマや、扁平上皮癌、線維肉腫などと呼ばれる症状です。歯肉に凸凹した腫瘤が作られたり、赤みなどの炎症が観察できます。どの症状も再発や転移が発症しやすく、根治が困難な癌です。
口内の悪性腫瘍は8歳~10歳以上のシニアの犬が発生しやすく、中高齢で口内炎のような病変が発見された時は注意しましょう。また、すぐに動物病院で診察しましょう。
良性の口内炎としては、エプリスと呼ばれる歯肉の増生や、乳頭腫と呼ばれるカリフラワー状の歯肉炎があります。良性であっても、サイズや状態によっては、治療が必要になるケースがあります。
犬で見られる口内の赤みの要因には、歯周病が考えられます。ブラッシングをさせてくれない中高齢の犬で、歯石を要因として歯茎に赤みが発生することが多く、一緒に発症した場合、歯周病と口内炎の線引きが困難な場合もあります。
口内炎の治療に伴って、歯石や歯周病のお手入れが必要なケースもあります。
歯周病を発症している場合、口内炎を併発するケースが考えられます。不衛生な口内環境では様々なトラブルが増加するので、日頃からブラッシングによって口内ケアを心がけましょう。
例えば、プラークは2~3日経過すると歯石に変わり始めて、ブラッシングのみでは取り除くことが困難になります。日頃のブラッシングが理想ですが、最低でも週2回程の、ブラッシングを推奨しております。
ブラッシング以外にも、歯磨きガムや口臭スプレーなどのアイテムも存在しますが、歯周病を予防する為には歯と歯茎の間の歯周ポケットを常に綺麗にすることが大切で、そのためにはブラッシンが大変有効です。ガムで綺麗にする場合は、ブラッシングが困難な場合の替わりとして活用しましょう。
口内炎や歯肉炎などを発症している場合、痛みが発生することもあるので、過度なブラッシングは控え、動物病院で通院治療をしましょう。
BLOG