心臓エコーセミナー in 名古屋みらい動物病院

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心臓エコーセミナー in 名古屋みらい動物病院

2025年12月27日土曜日は、年末ということもありお昼の手術予定はなしにして、当院獣医師向けに心臓エコーセミナーを開催しました。
講師は、私、院長石川です。
インフルエンザも流行っていますので全員マスクです。

今回の心エコーのテーマは「一般臨床医が絶対当てたい心エコー」です。
基礎編ではありますが、これができれば最も多い犬の僧帽弁閉鎖不全症はしっかりと診断からモニタリングまでできるようになるレベルです。
当院(院長)が目指す一味違うところは、「なぜ?」その心エコーを当てるのかを考えながら学習することです。
数値を公式に当てはめて答えを出す、というような受験勉強のような能力が高い獣医師は多いでしょう。
がっ!、そもそもなぜその公式が生み出されたのか。なぜその公式が必要なのか。その公式を用いることでどう言った結論を導けるのか。
結果だけではなく全体像を想像できるような能力が質の高い獣医師には必要と考えます。
ただエコーを当てる技術があるだけでは作業になってしまい、応用が効かず、臨機応変な対応が難しくなります。

一昔前なら、教えてくださいなんて甘い!技術は人を見て盗むものだ!若いうちは寝なくても大丈夫だから自分で勉強しろ!といった雰囲気が漂っていた業界でしたが、そんな非効率的なことをしていても動物と飼い主の方に迷惑をかけますので、当院在籍の獣医師は知識や技術を共有してスキル向上に努めております。



1時間の理論解説の後に、私がデモンストレーションでエコーを当てる流れを説明し、実際に当院勤務医が順番で練習します。
ちなみに当院スタッフの愛犬ちくわちゃんに協力してもらいました。ありがとう、ちくわ!

今回の心エコーセミナーでは、
・心臓と血液循環イメージの理解
・犬の僧帽弁閉鎖不全症のガイドライン(ACVIMコンセンサスステートメント2019に基づいて)
・LVIDDN測定
・LA /Ao測定
・E波・A波の測定
・VTIの測定

をみんなマスターしてくれた。はずです!

犬も猫も心臓病治療は世界的ガイドラインがあります(特に犬は私見を挟む余地はあまりありません)。
心臓病治療で最も重要なことは、最新のガイドラインに従うことでしょう。

心雑音があると言われた、心臓が悪いと言われた、そんな時は当院にご相談ください。
当たり前のことを当たり前に実施できるよう日々努めてまいります。

名古屋みらい動物病院 院長 石川亮太

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